大会直後に全英オープン開催コースを体感する

 

全英オープンはシェーン・ローリー選手の優勝で幕を閉じました。

最終日の悪天候の中、ダブルボギーを打たずに耐えたローリー選手の粘りず良いゴルフは素晴らしかったです。

バックナインに入ってからは雨風が強まって立っているのがやっとの状態。

その中でスコアをまとめてくる技術と精神力には心から敬意を表したいと思います。

 

 

今回の全英オープンは注目選手たちが軒並み姿を消す波乱の大会でした。

タイガー・ウッズ選手、フィル・ミケルソン選手、ローリー・マキロイ選手、松山英樹選手などが予選落ちとなりました。

 

 

応援していたチーム・ヒューゴ ボスのヘンリク・ステンソン選手は1アンダー20位タイ、アン・ビョンフン選手1オーバー32位タイと健闘しました。

ステンソン選手は最終日に相当苦労したようでフラストレーションがたまっているようでした。

 

普段のPGAツアーでは最終日にスコアの伸ばし合いが見れるのですが、今回はバーディーよりもボギーを見る回数の方が多かったですね。

最終組の前からスタートしたJ・Bホームズは1バーディ、6ボギー、4ダブルボギー、1トリプルボギーの87。

一流選手が90を打ちそうになるわけです。

一流プレーヤーを苦しめる難コースは見ているだけでも大変そうでしたが、実際に体験してみなければその難しさがわからないと思います。

 

 

 

今回はヒューゴ ボスに招待してもらい、大会直後の月曜日にロイヤル ポートラッシュ ゴルフクラブでプレーをさせてもらいました。

またまた、信じられない役得。

皆さん、本当にすいません。

 

 

 

さすが、1888年開場の歴史を持つ名門コース。

もはや歴史と伝統がありすぎてゴルフの歴史記念館状態でした。

 

 

 

 

 

当日は天気は快晴で気温も20度以上と滞在期間中最も暖かかったのですが、風は滞在中一番の強さでした。

台風並みの強風が吹き荒れリンクスコースらしいコンディションでのプレーとなりました。

まずはローリー・マキロイが初日に左へOBをした1番ホール。

ティーグラウンドに立つととにかく狭い。

右からのアゲンストが吹いているため、右バンカーを狙って打つことになるのですが、右のホスピタリティーテントとOB杭が見えるのでその方向に打つのはちょっと怖いですね。

 

 

 

ティーショットはRシャフトのレンタルクラブの影響か振り遅れてプッシュアウト気味に右へ。

 

 

風に戻されて右バンカー横のラフに入ったのですが、この有様です。

もはやラフとは表現できない「荒地」状態。

早速、朝一でロストして出鼻をくじかれます。

これは見つかりません。。。

 

 

気を取り直して4打目を打ちましたが、キャリーはちょうどなのに地面が硬く跳ねてグリーンオンならず。

アプローチも予想以上に跳ねる。

ということで、早速難コースの洗礼を受け、スタートホールはトリプルボギー。

でも、マキロイ選手より1打良かったので良しとしましょう!?

 

 

 

 

ロイヤル・ポートラッシュGCは試合を見ていても日本のゴルフ場とは全くの違う攻め方が必要だと感じましたが、体験すると更に別物だと感じました。

 

プラスに作用したのは距離が出たり、転がせたりすることですね。

ピンまで270ヤードフォローを5番アイアン(吉田は通常5Iで200ヤード)で打ったら、グリーンオン。

50ヤードをパターで転がしてオン。

こんな経験はリンクスでしかできません。

 

当然マイナスに作用することも多数なわけで、セカンドショットでグリーンが硬すぎて跳ねてオーバーしたり、アプローチで地面が硬すぎてバンスが跳ねるなどもありました。

当然曲がればすぐにロスト・・・。

 

リンクスコースでのプレーは3年前のセントアンドリュース以来でしたが、比較的刈り込んでいる部分が多くラフやフェスキューの少ないセントアンドリュースとは全く違う性質でした。

とにかく狭い。

特に10番のセカンド、11番のティーショットは相当狭かったです。

 

 

 

 

今回の同伴競技者はヒューゴ ボスのスポンサーシップ責任者のルーダーとパトリック。

ツアープロモデルのヒューゴ ボスのゴルフウェアいい感じですね。

 

 

190センチ以上の長身で2児のかわいいお子さんの良きお父さん、ルーダー。

 

 

大会期間中にいろいろとお世話になったパトリック。

 

 

アマチュアのルーダーとパトリックは相当苦戦していました。

 

 

風に翻弄され、毎ホールのようにボールがなくなってましたね。

 

 

 

深いバンカーから出すのに苦労していました。

 

 

 

それでも13番パー3でルーダーがナイスオン2パットのパー。

からの・・・

 

 

 

それは噛んじゃダメなものですよ!

 

 

 

パトリックも14番で会心のドライバーショット!

 

 

ボールの行方を追う姿もカッコいいですね。

 

 

 

二人とも楽しんでゴルフをしているので、とても気持ちよくラウンドができました。

 

 

 

ルーダーは本当に紳士的で気遣いの素晴らしい人ですし、パトリックは陽気でとても楽しい人物でした。

こんな二人がいるヒューゴ ボスって素敵だなと心から思いました。

二人の魅力によって、より一層ヒューゴ ボスというブランドが好きになりました。

ドイツで働かせてもらえませんかね!?

 

 

 

みんなで気持ちいいほど風とコースに打ちのめされた後はポートラッシュの港にあるバーで打ち上げ。

 

 

 

ルーダーは吉田の本を読んで今日の復習。

眼鏡までかけて熟読していました。

実は日本語を読めるのかもしれません!?

 

 

 

ゴルフよりビール派のパトリックには日本語と日本文化を教えました。

写真の通りかなりエンジョイしていましたね。

 

ビールを片手に昔からの友人だったかのようにすごく盛り上がりました。

ゴルフは国籍も年齢も超えることのできる素晴らしいコミュニケーションツールですね。

 

 

 

途中からスコアを数える気にならないほど、何もかもが上手くいかなかったですが不思議と気持ちよく楽しい時間となりました。

自分は自然に比べれば小さな存在だということを痛感しました。

自然や社会の中で生かしてもらっている。

そんな謙虚な気持ちを持つことの大切さをゴルフの原点であるリンクスコースで教わった気がしました。

ゴルフコーチからゴルフポエマーに転向しようかな。。。

 

 

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